2009年02月01日

GTR 2人のスティーヴの迷作

ブリティッシュ・ロック迷作・駄作への誘い(久々です・・笑)

GTRは元ジェネシスのスティーヴ・ハケットと元イエスのスティーヴ・ハウという
プログレ界を代表する大物グループにいたギタリスト2人によるバンド。

86年にGTRとしてデビューしました。
GTRとはスポーツーカーの名前ではなくGuitarの略語だそうです。(よくわからん!・・笑)

両スティーヴともエレクトリック、アコースティック、クラシックと
なんでも器用にこなす腕達者なテクニカルなギタリストです。

2人は似ているようで、しかし根本は違うのでしょう。
共演はこれきりになってしまいました。



このGTR唯一の作品を迷作と呼んでしまうのは、いささか乱暴かもしれません。
というのも全米15位とプラチナ・レコードも獲得、結構売れたんですね。

しかし80年代はプログレ勢の受難の時代、生き残るためには
ある意味ポリシーを曲げてまでポップ化を推し進め、話題をあつめる為に、
そこそこのビッグ・ネームの人たちを組ませたりと、いろいろでしたね。

当時スティーヴ・ハウはメンバー間のトラブルでエイジアを脱退していて
スティーヴ・ハケットもソロ活動がいまいち行き詰まっていたところ
ようはこの2人を上手く利用して、もう一儲けしようとするこれは
マネージメントの仕業に他ならぬ、強力なプロモートがあったからこそ
まあそこそこ売れたんでしょうね。

シンセサイザーの音が氾濫していた80年という時代に一撃に渇を入れる為に
ガッツあるギター・サウンドということでしたが・・
プロデューサーは元パグルスでエイジアでの同僚のジェフ・ダウンズ
(この人こそシンセサイザーの申し子みたいな人じゃんかー?)

両スティーヴともトミヤンは大好きでしたので、飛びついて買いましたが
内容はお寒いものでした・・(あくまでも個人的な感想ですが)
エイジアの二番煎じな感じで、個性もないような・・
産業ロックというか・・アメリカナイズな音作りも好感もてません。

それに2人の過去のギターの名演をまたそのまま使うような手法もいただけません。

やはりというかスティーヴ・ハケットは「このバンドに2人のギタリストは必要ない
と言って辞めてしまいました。(そうです正解です!・・笑)

ハケットはその後クラシック・ギターのみの彼本来の中世ヨーロッパ的な
世界を堪能出来るプライベートな良作品を発表していきます。

ハウのほうは未練があったのでしょう、ロバート・ペリー(後にキース・エマーソンらと「3」を結成)
を迎え入れるも上手くいかず、GTRは僅か1年で消滅しました。

やはりスティーヴ・ハウはイエスの楽曲でこそ輝きますね。

GTRに関しては2人のスティーヴを以前から好きで聴いてきたからこそ
辛い評価になってしまいましたが、それも好きだからこそです。
(忘れた頃にときどき引っ張り出して、ちゃんと聴いたりもしています・・笑)

しかしこの当時の大物プログレ勢は本当に迷走していました。
(彼等は売らなければいけないという使命がありましたから、大変です。)

それではGTRで「The Hunter」を聴いてみてください!
(トミヤンは偏見があるんで・・初めての人には意外といいのかも・・)



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イエスの救い様のない駄作?


2008年11月05日

イエスの救い様のない駄作? 

ブリティッシュ・ロック迷盤・駄作への誘い その3

今回はイエスの1997年の迷作。
イエス/オープン・ユア・アイズ  

トミヤンはそれこそイエス・ファンなのですが、
正直この頃のイエスは解かりません。
(と、あっさり突き放してしまいましたが・・笑)

ファンなのでイエスの来日コンサートも3回行きました。

最初はこの頃。
YesYes『Big Generator』

87年作品
トレヴァー・ラヴィンのイエス第2弾。
前作同様、ジョン・アンダーソンのヴォーカルがなければ
イエスと呼べない様なハード・ポップ・ロックな内容。
好き嫌いは別れると思うが、中味は充実しています。

コンサートも良かったが、やはりスティーヴ・ハウのギターがないと
ちょっと物足りない思うトミヤンは古いのか?

イエス/結晶

ジョンのいない90125イエスとジョンを始め元イエスの面々が一同に
揃ったアルバムで、もう笑うしかない。

これはレーコード会社が、ジョンのいないイエスだと売れないと
またABWHにはイエスじゃないと売れないと言われた為の苦肉の策です。
(だからといって、ここまでするかー・・笑)

でもある意味とっても面白いです。

トミヤンこの時のイエスも東京まで観に行きましたが。
開演が遅れ、その分遅くなり、おかげで終電に乗ったら
小田原で終点で静岡まで帰れず、冬の寒いホームで一晩過ごすことに、
当然翌日、会社は遅刻でひどい目にあった思い出だけが残っています。

90125イエスの第3弾「トーク」ツアーのコンサートも行きましたが
はっきり言ってつまらなかった。

で、やっと本題に戻って「オープン・ユア・アイズ」ですが、

ファンなので無条件ですぐ買いました。
(しかーし、いい曲が全然ないというか、どっかいいとこあるだろうと
必死になって聴くのだけれど、うーん、ありません。)

ジャケットがファースト・アルバムと似ているのも、なにか意味があるのか
正直これは出さなかった方が良かったと思う。
(契約の問題でも、あったんだろうか?)

多くのみなさんが言うように次作「ラダー」の練習作なのか
(トミヤンは「ラダー」もちょっと駄目でした。)
まあ70年代から抜けられないトミヤンが悪いんですけど(笑)

イエスというより、ジョン・アンダーソンの個人的作品にメンバーが
便乗してしまったのか、
(そういう意味でジョンのソロ作品とみなせば、また評価は変わってきます。)
実はクリス・スクワイアビリー・シャーウッドのプロジェクトに
前回の90125イエス同様に後からジョンが加わったみたいです。
(イエス・ファンじゃないと、さっぱり解からん話です・・笑)

しかし、ちょっとまてよ・・このブログは作品をけなすための
ブログではありません。

きっと良い部分もあるはずです。

アマゾンのCDレヴューをのぞいてみると、ほとんどが不評でしたが、
やはり、あたたかいレヴューをされている方がいらっしゃいました。

ですのでそちらを紹介して締めたいと思います。

以下アマゾンCDレヴューより引用

10 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
熱気あるサウンドが復活した快作, 2001/10/9
By "argadnel" - レビューをすべて見る


90 年代中盤以降のイエスを導いた功労者、ビリー シャーウッド。あらゆる楽器を弾きこなし、歌もいけるというマルチ プレイヤー。コンピュータ プログラミングされたデジタル サウンドとはまた違った意味で「優秀なソロ プレイヤーによる高度なアンサンブル」という 70 年代型ロック バンドの存在意義を否定しかねない、危険な存在となる可能性もあった。かつて、トレヴァー ラビンがこのバンドに持ち込んだ先進的な創造性に影のように付きまとっていた、強い緊張感やある種の反感を思い起こさせる。だが、自らギター プレイヤーとしての明確なアイデンティティを強く主張し、またサウンド クリエイターとしては、古風な「プログレ」キーボード奏者を無用の存在にしてしまった感のあるトレヴァーとは異なり、ビリーは既存のいかなるプレイヤーも置換しなかった。彼はバンドのデザイナーであり、彼自身が優れたソフトウェアのような存在だったのだ。そしてこのアルバムでは、躍動するリズムと疾走感、近年失われていたバンド サウンドの熱気や活力を見事に蘇らせた。このアルバムで提示された音はさらにシンプルに贅肉を削ぎ落しつつ、やがて傑作『ラダー』として実を結ぶことになる。

うーん、そうだったんだー。
やはりどんな作品も聴く人によって、解釈はちがうんですよねわーい(嬉しい顔)

まあ悪く言う人も裏を返せばアンチなんとかで、結局好きなんですよね。

イエス/ライヴ・アット・モントルー2003

往年のメンバーによる白熱のライヴが楽しめます。

それでは最後に

宜しかったら、ルノワールなどいろいろ絵画が楽しめる
喜太郎withジョン・アンダーソン「Rady of Dreams」をどうぞ。

ジョン・アンダーソンの記事へ




2008年10月09日

ピンク・フロイド「ファイナル・カット」駄作ではない迷作

ピンク・フロイドの「ファイナル・カット」って知ってます?

ピンク・フロイドのファンの方でも、知らないっていう人が多いです。

83年作「ファイナル・カット」
非常に重く暗い内容ゆえ、取っ付きにくい。
リック・ライトはすでにクビになり不参加。

ですからこれはピンク・フロイドのアルバムではないと言う人もいます。
はたまた前作「ザ・ウォール」のアウト・テイクの寄せ集めだとか、


79年作品「ザ・ウォール」
ロジャー・ウォーターズ主体の自らの内面をモデルにした
壮大なロック・オペラ。
難解なストーリーだが、意外にもアルバムはメガ級にヒットした。

この曲はよく聴きますよね(良かったら試聴してみてください。)
Pink Floyd『Another Brick In The Wall (Part 2) (1994 Digital Remaster)』

「ファイナル・カット」はトミヤンもこれまで
忘れていた訳ではないけど、ずっとずっと聴いていませんでした。

それで改めてCD買いました。
そしてじっくり聴きました。(偉い!)

ウーン、これは少し厳しい内容だーふらふら
ロジャーの声というか(ヒステリックで語り調)歌は好き嫌いが
ハッキリするパターンだ。
トミヤンは嫌いじゃないけど、長く聴いているとチト辛いかな(笑)

ギルモアのギター・ソロが入ると、やはりピンク・フロイドな雰囲気だが
少しだけで、いやいや付き合っているという感じです。

正直な感想はピンク・フロイドとして聴くと物足りない。
でもロジャー・ウォーターズのソロ作と聴けばかなり内容も深い作品
なので、聴き込めばいろいろ発見があるかも知れない。

事実、精神面でのピンク・フロイドの側面はロジャーに担うことが多いからだ。

トミヤンはロジャーのソロ作品は全部持っているし、
なんだかんだ言っても好きなんです(笑)

84年作「ヒッチハイクの賛否両論」
エロチックなジャケット、こんな格好でヒッチハイクされたら・・(笑)
エリック・クラプトンのギターが前面フューチャーされているが
作品は陰湿かつ内向的。

「死亡遊劇」
ブルース・リーじゃないよ(笑)
ジェフ・ベックが参加。

(DVD)イン・ザ・フレッシュ

これは良かった!
ブリティッシュ・ロック界の中堅どころをバックにしたがえ
「狂ったダイアモンド」「あなたにここにいてほしい」
「ドッグ」「マネー」「狂気」などなど意外な選曲で
一人ピンク・フロイドで頑張っています。わーい(嬉しい顔)

しかーしファンのみなさんは本当に深い部分までよく聴いています。
トミヤン感心しました。

(以下アマゾン・CDレビューより引用)

13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 賛否両論を呼ぶフロイドの踏み絵的作品, 2006/8/19
By アナスタシア (仙台市) - レビューをすべて見る

 1983年にリリースされたロジャー在籍最後のアルバム、僕の周辺のフロイドファンにとってこのアルバムの評判は悪く「ウオールのアウトテイクス」「曲が貧弱」などいった理由でこのアルバムを悪く言う人々が多い。しかし、僕はこのアルバムは非常に密度が濃く、当時英国とアルゼンチンのフォークランド紛争との関連と(アルバムの曲順を含めて)緻密な計算の上に制作されたという点を考えると「ウオール」以上の傑作だと思う。僕はこのアルバムを1988年にCDで購入したのだが、確かフォロフォニック?という録音効果の影響で、ヘッドホーンで聞くと非常に凝った曲の仕掛けがなされていることに気がついた。たとえば6曲目の部屋の中の会話がぐるぐる回転したり、7曲目では砲弾が自分のすぐ目の前の横切る臨場感を体験するなど、ロジャーの「ここまでやるか」というくらい偏執的な音楽性が見事に生かされている。2曲目や「フレッチャーメモリアルホーム」でのギルモアのギターソロは圧巻、リリース当時に世界経済を圧倒していた日本に対するる批判的な第1弾シングル「ナウノットジョン」以外は全曲捨て曲なし、「ヒッチハイクの賛否両論」とともに永遠の愛聴盤です。

うーん、さすがです・・わーい(嬉しい顔)




2008年09月24日

EL&Pのたどり着いた先は「愛の浜辺」だった。

ブリティッシュ・ロックの世界でも星の数ほどある作品の中で
残念ながらいろいろな事情で「駄作」とレッテルを貼られてしまった
作品も数たくさんあります。

そんな「駄作」と呼ばれてしまった作品をなんとか、もう一度聴き直して
「いや、そんなことはない」「結構これいいじゃん!」とか
もう一度陽の目を見させてあげましょう(笑)

そんな訳でトミヤンこと
私が最初に選んだのはこの作品です。
ラヴ・ビーチ

ドシェー!っと、まずジャケットに完全にやられました。
プログレにはありえないシュチュエーション南国の島で健康的に日焼けした3人。
おまけにニコニコ笑っているよ。(まるでビージーズみたいやんか・・笑)

そして曲目は「欲しいのは君だけ」「ラヴ・ビーチ」「恋の味」「おまえのために」
グフョ!EL&Pがメイク・ラヴしてるよ!
これはどうしたもんか困った(笑)

EL&Pだと思って聴くから悪いんですよね、そうじゃなければ・・・
(ちょっと苦しい言い訳だなー)

思えば77年の作品「ワークス」からその予兆はあったんですよね。
2枚組にもかかわらず、それぞれのソロで3面を使い、残された1面だけが
EL&Pとしての作品だった。あきらかにグループとしては燃え尽きていた。
その続編「ワークス2」もその残骸を拾い集めたような感じだった。

70年代EL&Pの最終作「ラヴ・ビーチ
これは一体どう解釈して聴けばよいのだろう?

グレック・レイクが好きであれば、前半のポップな曲やお得意のバラードも
言われているほど全然悪くないし。(まさにグレック節が炸裂)
後半の組曲「将校と紳士の回顧録」もおとなしめだけど、
なんとなく「トリロジー」の頃の雰囲気も少し感じたりもします。

察するところ、当時は時代の流れでレコード会社から、もっと判り易い
ポップなものを作れという圧力もかなりあったと言いますから、
これがEL&P流の答えなのかも。(という意味ではエイジアよりも先へ行ってた。)

当のキース・エマーソンは「バハマに行ったらああなっちゃた」と言っています(笑)
でもエマーソンはソロ作「ホンキー」で「ラヴ・ビーチ」へのアンサーをしていますね。
ホンキー

81年作バハマ録音の初ソロ・アルバム
黒人音楽をベースにしたユーモアとセンスの光る作品。

EL&Pのファンのみなさんは「ラヴ・ビーチ」をどう思っているんでしょうかね?
それでアマゾンのCDレヴューのところを覗いてみました。
やはりファンの方たちは暖かいというか、そんなに悪く言ってはいません。
だれが「駄作」なんて言ったんでしょうか。


アマゾンのCDレヴューを読みたい方はこちらえどうぞ
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