ジョージ・ハリスンが亡くなって、早いもので7年の歳月が流れてしまった。(2001年11月30日、肺がんのため死亡。享年58歳)
地味で寡黙な男というイメージであるが、ジョン・レノンとポール・マッカートニーという2人の天才に挟まれてしまったのだからいたしかたない。
ギタリストでありながら、ビートルズ時代はポールにギター・ソロ等を注文つけられ、ポールの弾くように強要されストレスも溜まっていたようです。
ジョンとポールの圧倒的な才能の前ではジョージの自己主張できるスペースはアルバムの中で1、2曲でしかない。
それでもジョージの才能は後期ビートルズの中で発揮されていき、
「
サムシング」「ヒア・カム・ザ・サン」「タックスマン」「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」などはジョンやポールの曲と比較しても遜色なく輝きを放っていますね。
「サムシング」聴きたい方はこちらからどうぞ
George Harrison『Something (Live) (2004 Digital Remaster)』ビートルズ解散後すぐに音楽活動したのはジョージ・ハリスンでした。
いままでのフラストレーションを一気に吐き出すごとくに、なんと本格的なソロ・アルバムを発表。
それは当時異例のLP3枚組のアルバムでしたが、
全米・全英のアルバム・チャートで7週連続1位になる大ヒットでした。
George Harrison『All Things Must Pass』
当時レコードはわりと高額だったし3枚組だと私はとっても買えませんでした(涙)。
シングルの「マイ・スウィート・ロード」を聴きながらハーレルーヤと
口ずさんでいたような記憶があります(笑)。
ポールと仲の悪かったフィル・スペクターがプロデュースしていますね。
上のタイトルをクリックしてくださると、試聴及びダウンロードができます。
(便利な世の中になりましたね、音もリマスターされ良くなっています。)
翌年ジョージの師でもあるラヴィ・シャンカールの要請で、チャリティー・コンサートを行った。
このライヴ盤も「バングラデシュ・コンサート」として、またもや3枚組だったかな?
(どちらにしても、高くて買えません・・・。)
エリック・クラプトン、レオン・ラッセル、ボブ・ディラン等が参加、
ジョージの人脈の広さもうかがえます。
(実際ジョージは人当たりもよく好かれていたみたいですね。なにせクラプトンに妻を寝取られても許すような人ですから。)
そして73年に、私が初めて買ったジョージのアルバム「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」を発表。
(やっと1枚のアルバム出してくれたよー、ヤレヤレ・・)
確か私はピンク・フロイドの「狂気」と一緒に買ったような記憶があります。
George Harrison『Living In The Material World』
いくぶんポップな曲調でその後のジョージの作品の基本形となった。
私の一番お気に入りのアルバムはこれかな。
George Harrison『Live In Japan』
1991年の日本だけでのコンサート。
なんとジョージのコンサートは17年ぶり、
人前で演奏することを極度に怖がっていたジョージを親友クラプトンが
説得して実現したそうな。
クラプトンが集めた腕利きのバンド・メンバーに支えられながらも
いい雰囲気で歌っています。ジョージのベスト盤としても聴けます。
ジョージのムニョムニョした歌声って、高橋幸宏をはじめ意外と
ミュージシャンのファンが多いですね。
ジョージは決して「サムシング」だけじゃないんです。
(でも「サムシング」はいい曲です。大好きです!)
ポールが2002年のワールド・ツアーでジョージへの追悼の意味で
「サムシング」を歌っています。
やはり名曲というものは後世までも残っていくんですね。
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ジョージ・ハリスン「Cioud9」1991年Live In Japanをどうぞ
posted by トミヤン at 07:00
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