2009年05月13日

キング・クリムゾン「アイランズ」に想いを馳せる。

キング・クリムゾンをはじめて聴いたのは「暗黒の世界」でした。

でもその半年後くらいには、解散宣言をしてしまい。

ビートルズ同様に興味をもった頃には、終わっていました。

ですからキング・クリムゾンもあとから追ったという感じです。

その中でも地味な71年の4作目「アイランズ」が好きです。

この「アイランズ」は71年の King Crimson の4作目にして、
前期 King Crimson の最終章を飾る作品。

この時点で、オリジナル・メンバーは Robert Fripp Peter Sinfield の二人に、

前作に続いて、英国ジャズ・ピアニスト Keith Tippett が前面参加をしており、雰囲気的には静かな、ジャズ・ロック・アルバムといった感じをうけます。

まるで、昔話を聞くような静かな語りかけるようなオープニング、そしてジャズ的な演奏、
とおもいきや2曲目の「Sailor's Tale」では一揆に攻撃的プレイになり、

Crimuson お得意の「静」と「動」の対比がよく発揮されています。
しかし、なんていってもラストの「ISLAND」が素晴らしい。新人の Boz 
(レコードにはBozとしか表示されていなかった。)
の清楚な声がたまらなく美しい。演奏もピアノやコルネット、オーボエ等シンプルで淡々と静かだ。

まるで延々と続く黄昏のようで、やがて静かに日は沈み深い闇に包まれていくかのようで、

静かな演奏に反して、広大で宇宙的なスケール感すら感じさせられるものです。
この「ISLANDS」を最後に作詞家の Peter Sinfield は役目を終え King Crimson を去り、

こうして前期 King Crimson は静かに幕を閉じ、凄まじく攻撃的でもある後期 King Crimuson が少し間をあけて「太陽と戦慄」でスタート、 

Robert Fripp が本領発揮していくことになるのでした。

それでは「アイランズ」です!
(静かな場所かつ夕暮れ時に聴いてください、最高に良いです。)



それでは耽美的な美しさと暴力的な演奏が同居する
Formentera Lady



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posted by トミヤン at 22:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | プログレの部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このアルバム、私にとってのクリムゾンの入り口でした。
これより前に宮殿とポセイドンは聞いていたのですが・・・

このアルバムと出会わなければ、クリムゾンをここまで聞くこともなかったと思います。

本当に、永遠の黄昏のようなアルバム。
初期のクリムゾンは、この黄昏の中に消えて行ってしまったんですね。

ずっと、そこに留まっていたい様でもあり、
どこまで行き着くか旅をはじめるもよし。
Posted by おいみず at 2009年05月15日 00:24
この「アイランズ」で、クリムゾンはプログレの様式美を良くも悪くも創り上げてしまって、プログレ=様式美のような既成概念が出来てしまったのも事実。

やはり先駆者の立場として一度、破壊しなければならなかったんでしょうね。

構築と破壊、その繰り返しがクリムゾンの歴史のように思えます。
Posted by トミヤン at 2009年05月15日 13:37
私の大好きなシンガー、ジュリー・ドリスコールの旦那さんはキース・ティペット だということを最近知り、キース・ティッペットって誰だったけ。。。と、もやもやしてるところに、トミヤンさんの記事!!カチッとつながりました。ありがとうございます。

わたしは、実は、クリムゾンは、ファースト、セカンド、そのあと、マクドナルド アンド ジャイルズ に流れて行ったものでそれ以降は、あまり聞き込んでないのです。これを機に聞いてみます。
Posted by Cheekyマミー at 2009年05月16日 21:39
そうですかー、夫婦だったんですね。トミヤンの方も初めて知りました。

ジュリー・ドリスコールとキース・ティペットさんは単独の作品は聴いていません。興味はあるんで、今度輸入盤でも手に入れます。

ジュリー・ドリスコールさんはマミーさんのブログで少し勉強させてもらいました。ブリティッシュ道はまだまだ奥が深いという感じです(笑)。
Posted by トミヤン at 2009年05月17日 12:44
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