2008年12月11日

The Who ブリティッシュ・ロック第3のバンドのはず・・

ザ・フー(The Who)は64年頃結成され、65年の「マイ・ジェネレーション」で、
全英チャート2位のヒットで鮮烈なデビューを飾りました。

フェイセズと並びモッズ・カルチャーを代表されるバンドと言われています。
マイ・ジェネレイション/ザ・フー[CD]


よかったら「マイ・ジェネレーション」を聴いてください。
http://jp.youtube.com/watch?v=YdRs1gKpeGg

後のパンク・バンドも寄せ付けぬ貫禄がすでにあります。
当時、真の意味でロック・バンドと呼べたのは「ザ・フー」が
最初ではないでしょうか?

イギリスではたぶん、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、そして
次がザ・フーというくらいの存在だと思いますが

しかし日本ではどうでしょうか?
ロックに興味ない人でも、ビートルズやストーンズの名前くらい知っていますが、
ザ・フーに関しては、それこそ「誰それ?」なんてくらいの知名度です。

何故なんでしょうか?当時は情報も少なかったけど、
なによりもモッズというイギリスの労働者階級の若者文化というのが
よく日本では理解されてなかったと思います。
(女性には好まれそうもないですね・・)

ザ・フーといえばロック・オペラというイメージもありますが、
確かにアルバム1枚にストーリーを持たせて作品にするという手法は
ザ・フーが先駆者ですね。
ザ・フー/ロック・オペラ ”トミー”(CD)

69年作品。
3重苦の自閉症の主人公トミーの奇想天外な人生を描いた作品。
当時のキンクスの作品に影響を受けたと言われています。

フーズ・ネクスト+7

71年作品。
本当は「ライフハウス」という壮大なコンセプトがあったのですが、
途中で挫折してしまい、妥協の故の産物である本作ですが、
それが最高傑作と評されるというのは実に彼等らしいです。

ザ・フーの作る曲には安易なラヴ・ソングなんか一切ありません。
ほとんどが思春期の少年の悩みコンプレックス、フラストレーション
あるいは社会への反発などをテーマにしています。
(リーダーのピート・タウンゼントは全く女性にモテなかったといいます。
また鼻がでかいことで相当コンプレックスを抱いていたそうです。)


四重人格

73年作品。ロック・オペラ第2弾。
モッズ族の少年ジミーの屈折した青春を描いたもの。
さらば青春の光」というタイトルで映画化されました。

当時2枚組レコードでしたが思い切って買いました。
(当時のことは忘れましたが、トミヤン少年もなにか感じるところが
きっとあったんだと思います・・笑)

あとザ・フーの魅力はなんと言っても暴れん坊なところです(笑)

ロック野朗が物を壊すのは珍しくはありませんが、
彼等のは半端じゃーないんです。

ギターのピート・タウンゼントは水車奏法といって、長い腕をブルンブルンと
振り回してギターを弾きます。
(一度振り回した右手をギターのトレモロ・アームに突き刺してしまって
そのまま病院に担ぎ込まれたことも・・笑)
その恨みではありませんが、ステージでは何個もギターをぶっ壊します。

ドラムのキース・ムーンはアル中の酔っ払いで、ステージでゲロも吐きます。(笑)
そして最後はやはりドラム・セットをぶち壊します。

そんなキースですから奥さんと娘にも逃げられ、
ツアー先のホテルのプールに高級車を沈めたりと話題にはことかきません。
しかし78年9月7日酔っ払ったまま死んでしまいました。

体育会系のヴォーカルのロジャー・ダルトリーは熱血がゆえ、
他のメンバーへの鉄拳制裁も日常茶飯事だったとか
(ピートは本気でロジャーを追い出すことも考えたらしいです・・笑)

やはりマイクをブンブン振り回し、他のメンバーに当たる事も・・
また俳優としても活躍しています。

唯一まとものように見えるベースのジョン・エントウィッスルですが
確かにステージでは他のメンバーが派手に動きまわる中で黙々とプレイ
していますが、そのベース・プレイはまるでリード・ギターのようで
まさにリード・ベースのパイオニアと言えます。

後にクリームのジャック・ブルースやイエスのクリス・スクワイアなども
その奏法を取り入れていきます。

それにジョンの書く曲はアル中、変質者、死体などのテーマで変体チックです。

そんな、とんでもなく個性的なバンド、ザ・フーですが
あまりにも日本で知名度が低いというのは、はっきり言って
日本のロック・ファンが不幸ではないかという気すらします。
(日本の音楽業界、レコード会社の責任もありますよ、これは!)

そんなザ・フーですからファンは圧倒的に男性が多いですね。
(たぶん硬派の方が多いんじゃないかなー。)

それではフーズ・ネクストから「ババ・オライリィ」という曲をどうぞ!

この当時シンセのリフに合わせて演奏するというミニマル・ミュージックの
手法をすでに使っていたというのに驚きです。
10代は不毛だと歌っています。
(水車奏法もしっかりとやっていますね・・笑)

ザ・フーは歌詞も重要なのでCD購入の場合ぜひ日本盤をお勧めします(笑)
前置き長くなりました・・「ババ・オライリィ」です。どうぞ!



にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ

「迷盤と旅」その1

「迷盤と旅」その2

posted by トミヤン at 08:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | 70s・ブリティッシュ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かっこいい・・・

実は、僕もブログはじめてからですよ、The Whoをちゃんと聞くようになったのは。

やっばり、もっとwetな音じゃないと、日本人受けしなかったのかもしれないですね。と、思っています。

それと、ハードロックだったり、モッズだったり、ロックオペラだったり、ちょっと「フーってどうなの?」と聞いたときに、つかみ所がなかったのかもしれないですね。(僕は、それでなかなか聞けませんでした)
Posted by おいみず at 2008年12月12日 03:32
おはようございます。

フーは昔「四重人格」を買って以来それっきりでした。
今年やっと、来日しましたがメンバーはもうピートとロジャーだけ、
真の意味でもうフーとは言えないかも?

記事を書くにあたって、サラっとおさらいをしたつもりなのですが、

まだまだ本質に迫ることは出来ませんでした。
本当のつかみ所がないというか、一筋縄ではいかないフーです。
これからも格闘が続きそうです。(笑)
Posted by トミヤン at 2008年12月12日 07:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/111044415

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。