2008年11月21日

スーパートランプ アメリカで朝飯を食ったばっかりに

スーパートランプが一般的に知られるようになったのは

79年の「ブレックファスト・イン・アメリカ」の大ヒットからです。
ジャケットも含め、中味もポップな俗にゆうラジオなんかで流し易い小品でまとめ
あきらかにアメリカで成功させるために作られた作品です。

大ヒットで一躍有名になったのはなんと、ジャケットの
自由の女神ならぬビリーおばさん
プロモの為に一人で来日したこともありました。(笑)

そんな訳で、トミヤンの嫌いなアメリカぽっいイメージがする彼等ですが、
れっきとしたブリティッシュ・ロック・バンドです。
ブレイクする以前からそこそこスーパートランプは聴いていたので、
この現象を少し不安な気持ちでみていたように思います。

アメリカに移り住んだスーパートランプですので、当然朝飯もアメリカです。
成功という光には必ず同じくらいの影が着きます。
人間の悲しい性かメンバー間にも亀裂が生じ、その後ヒットもでず
スーパートランプは自然消滅みたいになってしまいました。

この作品の1曲目「あこがれのハリウッド」でハリウッドの甘美で
贅沢な生活を皮肉った彼等ですが、彼等もまた・・・

スーパートランプはロジャー・ホジソンリック・デイヴィスという
2人のシンガー・ソング・ライターを中心としたバンドで、
2人の異なる感性の曲を交互に楽しめるという感じです。
日本でいうオフコースみたいな(たとえがちょっと変かもしれませんが・・)
リック・デイヴィスの曲はブルージーでウェットな感じかな、
ロジャー・ホジソンの曲はからっとした、ユーモア感もある明るいポップ
どちらかというと、ロジャーのほうが一般受けするタイプです。

やはりトミヤンとしてのスーパートランプの傑作は
3作目の「クライム・オブ・センチュリー」です。
SupertrampSupertramp『Crime Of The Century』

74年作品
1曲目の「スクール」の物悲しげなハーモニカのイントロから
スーパートランプの世界に引き込まれました。
妙にウェットで地味な作風ながら、だんだんに味がでてきます。
ラストは表題曲「クライム・オブ・センチュリー」はプログレ的な
劇的で印象に残る作品でいかにもという感じです。

この頃、彼等はプログレなのか、オーソドッグスな
ブリティッシュ・ロックなのかハッキリしていませんでしたが
何故か不思議な魅力がありました。
(外見も冴えない普通の人っぽい感じでした・・笑)

できることなら、そのまま目立たないブリティッシュ・ロック・バンドの
中堅どころとして頑張って欲しかったのですが、

他のバンド同様にアメリカの商業音楽の荒波にのまれて消えてしまいました。

当時を振り返りながら、ちょっとノスタルジックな気分で
今この作品を聴いています。

今年当の本人でもある、ロジャー・ホジソンが何かのジャズ・フェスティバルで
スクール」を歌っている映像観ましたが、全然ダメでしたね
この当時の曲の質感がまるでなくてガッカリしました。

ですのでオリジナルの音源で「スクール」聴いてみてください。


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posted by トミヤン at 13:00 | Comment(4) | 70s・ブリティッシュ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スーパートランプは『Crime Of The Century』しかもっていません。

持っていないというか、20年ぐらい前に、LPで買って、当時は聞きまくりました。
それから20年ぐらい聞いていません。

聞いていませんが、タイトル見ただけで全部思い出すことが出来ます。どの曲も、どの曲も、とても印象的で。

後のビッグヒットによって、かすんでしまった感のあるアルバムですが、本当に名盤ですね。
Posted by おいみず at 2008年11月23日 04:13
売れる曲を作ることは決して悪い訳ではありませんが
(まあ作る側としては、売れることを望んでいると思いますが)
売れる曲=いい曲とは限りません。

世間一般や評論家さんたちの評価も移ろいやすく、
ましてや自分の思いも時として結構いいかげんで
その時々でいろいろと変わります。

しかし長い月日がたっても、まだ良いと思えるものが
きっと本当に良いんでしょうね。

このアルバムもそんな1枚でした。
Posted by トミヤン at 2008年11月23日 18:50
スクールは初めて聴かせていただきました。あまり聴かないジャンル方面なのでよくわかりませんが壮大な感じですね。

「ブレックファスト・イン・アメリカ」だったら持っています。最近は「Goodbye Stranger」が頻繁にラジオで流れています。

Posted by reds20061222 at 2008年11月26日 11:14
「goodbye Stranger」は良い曲ですね。
あのアルバムの中では一番好きです。

良いグループだったのにその後の急失速には
残念でなりません。
Posted by トミヤン at 2008年12月01日 06:30
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