2008年10月05日

ボズ・バレルに捧げる

ボズ・バレルと聞いて、すぐにわかる人は
たぶん相当なブリティッシュ通だと思います。

そのボズ・バレルは2006年スペインの自宅にて
心臓発作にて亡くなっています(享年60歳)
(実はトミヤンはつい最近まで知りませんでした。)

ボズは元キング・クリムゾンのヴォーカル兼ベースだった人。
クリムゾンにはグレック・レイクとかジョン・ウェットンなどの
大物ヴォーカル兼ベーシストなどが在籍していた為か、
ボズについてはかなり過小評価しかされなかったようですね。

ボズはクリムゾンのヴォーカル・オーディションを受けて、見事合格して
前期クリムゾンの最終作「アイランズ」に参加。
(ちなみにこのオーディションには後にロキシー・ミュージックを
結成するブライアン・フェリーも受けていたからビックリ。)

(でもクリムゾンで歌うブライアン・フェリーって想像できないですね。)


71年作「アイランズ」
ロバート・フリップの独裁体制になる前の前作「リザード」と共に
過度期の作品。

トミヤンは何故かこの「リザード」と「アイランズ」が
クリムゾンの作品の中では好きなんです。
(トミヤンはいつもマイナーな作品を好きになるんですね・・笑)

というか・・「アイランズ」にいたっては、とにかく
ボズの少し甘くて澄んだ歌声が大好きなんです。

ジャズ・テェイストな静かな伴奏のなか歌うボズの声は
なんとなく切なかったり、郷愁を感じたりもするし、
たんたんと続く演奏は不思議と少宇宙的広がりを見せていくようで
(クリムゾンの作品群の中でも異質な感じではないでしょうか?)

この頃はロバート・フリップの盟友でもある、
英国ジャズ・ピアニストのキース・ティペットにサウンド面は
頼っていたところが大きいみたいですね。
(フリップはキース・ティペットのアルバムにも参加。)

そして、この頃クリムゾンにはベースがいなかった為、
フリップは嫌がるボズに無理やり弾いた事のないベースを
猛特訓させたという。
(そのせいか知らないがフリップとは永遠に仲が悪くなったみたい。)

ボズを始め、バンドのメンバーは元々ブルース志向の強い人たちですが
(「アイランズ」にはブルースのカケラもない)
それだけフリップの統制がキツカッタということか
バンドは崩壊し、前期キング・クリムゾンは幕を閉じることに。

その崩壊寸前の演奏をライヴ盤「アースバウンド」で聴くことができます。
気のせいかフリップの演奏があまりバンドに馴染んでいません。
(バンドのメンバーが反抗していたのかも知れませんね・・笑。)

その後ボズ・バレルは74年再び我々の前に意外な形で姿を表します。

そうバッド・カンパニーです。
それもベース・プレイヤーとしてです。(フリップさんのおかげです!笑)
バッド・カンパニー

元フリーのポール・ロジャーズ(Vo)
元モット・ザ・フープルのミック・ラルフス(Gt)
ブリティッシュ・ハード・ロックの王道を行くスーパー・バンド

デビュー作にして、バッド・カンパニーの最高傑作!
その後アメリカ寄りになっていきバンドもコケテしまった。
(ウーン、アメリカって奴は、許さん!・・笑。)

ボズは2000年のバッド・カンパニーの再結成にも参加。

しかしキング・クリムゾン以降、我々の前で
歌うことは二度となかった。

サヨナラ・・・ ボズ・バレル







posted by トミヤン at 22:22 | Comment(0) | プログレの部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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